内緒で婚活を始めた娘への父の反応
結婚相談所ふたり日和の竹内です。
ふたり日和では、担当コンシェルジュと定期的に面談を行っています。面談というか途中経過についての話し合い、疑問を解消したり現状について改善案や今後の方針について話し合う場ですね。
35才女性、お仕事が終わってから帰りに寄ってくださいました。交際中になっている方との進み具合や感じていること、今後のデートの進め方や会話の中で確かめるべきことと注意すること。お相手の男性は、先代から引き継いだ会社の二代目、交際は順調、ハキハキとした話し方から裏表のない性格が感じられ、毎週草野球の練習と試合に汗を流す健康な方です。デートで起きたことなどを聞いている時に、彼女が思い出したように家で料理をしている時のことを話し始めました。
「いつもは仕事から帰ると母の料理を食べるのが日常だったんですが、最近少し料理をするようになりました。私がキッチンで料理をしている時、視線を感じたんです。横を見ると父が立っていてなぜか涙ぐんでいるようでした。私は、(今日の鬼平犯科帳は感動するような展開だったのかなぁ・・・)なんて気に留めませんでした。
そして翌日も同じように母とキッチンに立っていると、また視線が・・・。右を見ると父がまたウルウルした目で私を見ています・・・。な、な、なんだろう。。。父は動き出しました。私の後ろにある冷蔵庫からビールを取り出し、リビングに戻ろうと歩き出したとき父が鼻歌を口ずさみました。
「「ふふふー♪ふふふー♪ふふふっふふふっふふふっー♪」」
!!!!!!んっ??????えっ!!!!!!私は、母と顔を見合わせます。今の音ってーあれだよね?(笑)
ってこんな事があったんです。父には婚活していることを話していません。内緒にしています。私の父はご存知のように公務員として働き今は定年しています。仕事柄、時間も不規則でいつも難しい表情をしていた記憶があります。今では家族三人仲良くテレビを観たりして、結婚や婚活の話題がテレビで流れると私は「家族三人こうやっているの楽しいよねー!」とその場の雰囲気を和ませていました。」
お父様は、何か感じたんでしょうね。仲の良い家族、温かい雰囲気の家庭が想像できます。父親は、娘と過ごす時間がとても嬉しくかけがえの無いものです。しかし娘のことを愛しているからこそ、台所に立つ娘の姿を見て涙を浮かべ、感じ取った何かと自分の気持ちを伝えるために鼻歌を口ずさんだのでしょうか。
温かな娘愛を感じた今日の面談でした。誰もが家族の幸せを願っています。